レビュー : ねこじゃすり

広島の老舗やすりメーカー「ワタオカ」さんが作った猫用コミュニケーションブラシ、「ねこじゃすり」を買ってみました。一体どういったものなのか、ご紹介します。

ねこじゃらし + やすり = ねこじゃすり

ねこじゃすりはネコの舌のようなザラザラした感触のやすり状のブラシです。ネコのグルーミングの感じを再現してることから「コミュニケーションブラシ」と名乗っています。

まぁ私が説明するより、メーカーさんのサイトとステキな公式動画があるのでそれを見るのが早いです。

元々はクラウドファンディングで資金を集めて開発されていたものですが、無事達成され、現在は一般販売されています。税込み3,780円。ちょっといいお値段です。

ねこじゃすりの紹介


ではここからは商品写真を見ながら。まずパッケージはこんな感じ。公式動画の作りもそうですけど、デザインのクオリティが非常に高いですね。シンプルで美しいです。


開封。今回はグレーを購入しました。カラバリは他にピンクがあります。


本体の他には説明書が一枚入ってるだけ。

  • 毛の表面ではなく地肌を、ねこが気持ち良さそうにしている程度の力加減で撫でてください。
  • 細かなやすり面でどの方向からも撫でることができます。

という使用方法などが書かれています。


本体。材質はAES樹脂。軽くて硬いです。質感はマットな感じで手触りは良いですね。縁もなだらかに丸くなっていてやさしい感触。


端にはエンボス加工された招き猫とロゴ。かわいい。


そしてこちらがやすり面、というかブラシ面。ご覧のようにブラシに対して横方向にギザギザと深い溝があるわけですが、よく見ると縦方向にも浅い溝が掘られています。これによって縦方向でも横方向でも毛をとかすことが出来るわけです。


溝はまっすぐではなく、ゆるやかにカーブしています。この辺りに老舗のやすり屋さんの技術が垣間見れますね。


手に持つとこんなサイズ感です。普通のブラシよりやや長めでしょうか。


近くでずっと様子を見ていたクリエ。こんなの買ってみたけどどうよ? ちなみに新品開けたてでもプラの臭いとかは全くありませんでした。

では本体の紹介はこの辺で。次は実際にブラッシングしてみましょう。

ねこじゃすりを使ってみた


ネコベッドで微睡んでいたモアレさん。まずはフンフンとチェックしてもらってから、


シュウィッ


「なんか・・・ 悪くはないけど・・・ なにこれ?」 みたいな複雑な表情。

しかしそのまま撫で続けると、


次第にうっとり顔に。

動画も撮ったのでうっとりフェイスをご覧くださいませ。


むにーん。ブラッシング大好きなモアレさんはねこじゃすりも気に入ったようです。いい顔。


そしてブラッシングが苦手なクリエ。半分寝ぼけているところだったのでなんとかやらせてくれました。頭ぺったんこになってますけど、それなりに気持ち良さそうですね。

使い方動画は必見

モアクリそれぞれ気持ち良さそうにしてくれたのですが、実は私自身の最初の感想は「微妙」でした。というのも、ヤスリの目を意識してブラシを縦方向に動かすことに固執してしまっていたからです。そうすると動かしにくいし、ブラシの長さがあるので狭い場所では使いにくい。とくに毛が取れるわけでもなく、ただ撫でるだけのアイテムにこの値段はどうなんだ・・・ と。

しかしブラシを横や斜め方向に使っても良い感じに撫でれる事に気づいてから印象は大きく変わりました。というか使い方を紹介した動画がありました。(あとから気付いた・・・)

こんな感じに自在にわしゃわしゃ使うのが正しいようです。実際こうすると使いやすくてブラシの形状にも納得がいきます。あとそこそこ毛が取れます。(笑)

モアクリさん(@moacrie)がシェアした投稿

動画追加 : ふつうのブラシっぽく使ってみたらお返しペロペロがエンドレスに。

まとめ : ネコも飼い主も喜ぶブラシかも


そんな感じでねこじゃすりの紹介でした。ふつうのスリッカーブラシファーミネーターなどとは違う、撫でることに特化したまさに「コミュニケーションブラシ」でした。猫同士がグルーミングし合うのに参加する感じですね。

まぁ猫用ブラシとしては結構いいお値段なんですが、本体からパッケージまで上質なデザインでしっかり作り込まれているので、値段相応な満足感はちゃんとあります。そして「老舗のやすりメーカーが作った」というエピソードも面白いので、これはネコ以上に使う人が楽しいアイテムなんじゃないでしょうか。

ということでねこじゃすり、ネコの飼い主さんへのプレゼントとしてもオススメです。

ねこじゃすり グレー