跳べないクリエ(馬尾症候群)


一週間ほど前のある日、突然クリエがジャンプできなくなりました。

毎朝ごはんの準備ができるまではキッチンを囲む塀に上がってうろうろするのがお決まりのルーティーンなのですが、この日は上がらずに足元をうろうろ。何度かジャンプする素振りを見せるのですが結局上がらず。

また朝ごはんの後は棚の上にジャンプで上がってグルーミングするのも日課なのですが、この日はそれもなし。知らない間に足でも怪我したかなと確認するも特に問題はなさそう。歩き方もいつもどおり。食欲はあるしトイレもふつう。体調悪そうな雰囲気もないのですが、とにかくジャンプをしないのです。


その後よく観察すると、椅子やソファには上がれるけど、デスクには上がれない。(いつも通りに飛ぼうとするけど躊躇する) 小走りはするけど本気のダッシュはしない。体をそらす伸びの動作がややぎこちない感じ。

追記 : インスタ動画

これは頑張って一応跳んでみた時の様子。でもジャンプした瞬間諦めましたね・・・。

ということで2日様子を見た後、病院へ連れて行きました。レントゲンなどは撮ってませんが症状と触診の結果、「馬尾症候群(の疑い)」という診断でした。

以下はこちらのページからの引用。

腰から尾の辺りの背骨の中には、細い神経が複数存在しています。
この神経は、頭から続く太い脊髄が枝分かれしたもので、見た目が馬のしっぽの様に見える事から馬尾神経と呼ばれています。
馬尾症候群とは、馬尾神経や周囲の血管が圧迫されることで、様々な症状を起こす病態の総称です。
正式には変性性腰仙部狭窄症といいます。

中・大型犬などに多い病気だそうですが、近年は小型犬・猫での報告も増えてるそう。症状はどの神経がダメージを負うかにより様々で、後ろ足の機能低下や麻痺、尿漏れ、排便障害、等々・・・。初期症状としては痛みでジャンプや階段の昇り降りができない、座る姿勢を取りづらい、しっぽを動かせない(上げられない)、など。

クリエの場合はジャンプできない(したがらない)以外の症状は今のところありません。なのでまだどの障害が出るのかわかりませんし、必ず悪化するものでもないそうです。


ということで現在、処方された消炎鎮痛剤と、神経の保護と回復を狙ったビタミン剤を飲んでいます。鎮痛剤は効果てきめんで、飲んだその日のうちにまた塀の上へジャンプで上がれるようになりました。痛くなければ跳べるんです。(ただ塀より高い棚の上にはまだ上がれません)

原因もわからないし症状が出るまでは対応しようもなく、薬を飲みきったらまた様子を見るしかないのが現状です。とにかく悪化しないのを願うばかり。


今のところ高い場所に登れない以外に日常生活に支障はなく、元気ですのであまりご心配なさらずに。モアレさんとも追いかけっこしてますよ。小走りで。


まぁ普段スーパージャンプしまくりのクリエなので跳べないのはストレスでしょうけど、なってしまったものは仕方ないです。今後も体調の変化を見逃さないよう注視していきます。こう見えてクリエももう8歳で立派なシニア猫ですからね。色々ありますよ。

猫に限らずですが、ペットが普段と違う行動をしたら、それには必ず理由があります。何か異変を感じたらとりあえず病院へ連れていきましょう。

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